bon-wasanbonの日記

日々の暮らしや子育てについてゆるく書いていきます

【読書記録】2020.12②

膀胱炎が再発しました…。もう治りましたが、最近ちょっと気が緩んでいたと反省。寒さが厳しくなってきたので皆さんもどうかお気をつけて。

今回も読み直したい本に☆印をつけています。ちなみに今更なんですが、☆はOK、それ以外は駄本という意味ではありません。今まさに興味があってよくわからない部分があったから別の本を読んでからもう一回読もう、とつけたり、面白いと思った本でも一回読んで満足したらつけなかったり。要は自己満足のメモです。このブログ自体そうなんですけど

フルキャリマネジメント―子育てしながら働く部下を持つマネジャーの心得(武田 佳奈)

バリキャリでもゆるキャリでもなく、キャリアも子育ても全うしたい人をフルキャリと定義し、フルキャリを目指す部下をどうマネジメントするかの本。子育て中の女性部下をどう扱っていいのかわからない管理職が多いとのこと。時間などの制約で出来る/出来ないはあるとして、自分はどう働きたいのかを伝えられるようにするのが大切なのかなと。ワークとライフの両方できるだけでなく、成長と貢献も実現できないとそこで働く意義を見失ってしまう、というのにすごく共感。

たすかる食事(按田 優子,鈴木 陽介)

たすかる料理

たすかる料理

  • 作者:按田 優子
  • 発売日: 2018/01/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

代々木上原の「按田餃子」を営む筆者のお店と料理の理念やレシピを紹介した本。でいいのかな。エスニックや個性を押し出しているわけではなく、「ふつう」を目指しているそうですが、あんまり普通ではありません。まとめて下処理したものを切り崩しつつ、+αして食いつなぐ、というのは要はありあわせとも言えますが、もっと能動的で自由でどこか原始的。一人暮らしならちょっと試したかったかも。とりあえずチチャロンが猛烈に食べてみたいです。

京都・六曜社三代記 喫茶の一族

京都・六曜社三代記 喫茶の一族

京都・六曜社三代記 喫茶の一族

  • 発売日: 2020/08/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

京都の老舗喫茶店六曜社の創立から、孫にあたる3代目まで受け継がれていく歴史を描いた本。お客様のため美味しいコーヒーのため、という気持ちは同じでも、家族であってもうまく噛み合わないことも。ただ単に同じことを繰り返すのではなく、新しい試みに取り組み、またそれを受け入れてきたからこそ続いてきたんだな、としみじみと感じました。京都に行ったらぜひ訪れてみたいです。

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの(松尾 豊)

人工知能の定義から始まり、人工知能研究の歴史と今後の展望をまとめた本。AIというとSF的な万能なイメージが伴いがち。AIができること、できるようになるかもしれないことが分かります。難しい部分もありましたが、全体的に説明の仕方が優しく読みやすかったです。発行から5年経っていますが、まだまだ入門書となる良い本だと思いました。機械学習ディープラーニングについてもう少し知りたくなりました。

エンジニアが学ぶ金融システムの「知識」と「技術」(大和総研フロンティアテクノロジー本部)

銀行、証券、保険など金融業界で使われているIT技術の変遷と、ブロックチェーンなど近年話題になったものなどを解説した本。教科書的に広く浅くな感じだったので、ちょっと物足りないところもあるけれど俯瞰して知ることができるのが良かったです。これを見て気になったワードについて他で掘り下げるといった使い方ができそう。

ピープルウエア 第3版(トム・デマルコ,ティモシー・リスター)

ピープルウエア 第3版

ピープルウエア 第3版

開発上の問題の多くは技術ではなく社会学的なものだとして、人に焦点を当てて色々なエピソードをユーモアたっぷりにまとめた本。厳しい目標を設定してハッパをかけるよりも目標を設定しなかった方が生産性が高くなった、など興味深い話が沢山。致命的なものほどリスクとして管理されないとか、人員入替によるコストは軽視されがちとか、あるある。初版が1987年なので古く感じるところもあるけれど、概ね現在も続いている課題がほとんど。コロナでリモートが増えてオフィス環境が好転したケースもあれば、電話や上司からの干渉が増えて悪化したケースもあるはず。当たり前と思っていることが本当にそうなのか、考えさせられました。