bon-wasanbonの日記

日々の暮らしや子育てについてゆるく書いていきます

【出産】第二子の分娩について

すっかりブログから遠のいていましたが、昨年秋に無事に第二子が産まれました。ちょっとだけ落ち着いてきたので備忘録。

※初産の時の記事は以下の通り。

計画分娩予定日決め

第二子は無痛分娩を選択しました。かかりつけでは無痛希望者は必ず計画分娩で、経産婦は出産予定日より早く陣痛が来る可能性が高いため、出産予定日の10日前がXデーとなりました。入院中の日中は上の子を保育園でみてもらえるよう週初めの平日で調整して貰いましたが、こんな感じで誕生日が決まってしまうんだなあとちょっと申し訳ない気持ちも。コロナ陽性は転院もあり得るため入院まではより一層コロナに注意しました。夫婦とも陰性であればOKとのことで、第二子にして初めて立ち会い出産に臨むことに。

分娩予定日前日・入院スタート

計画分娩の前日朝、保育園に行く夫と上の子を見送った後に病院へ向かいました。念のため安定期以降に陣痛タクシーも手配していましたが、体調に問題無かったので徒歩で。入院にあたり余裕が持てるのは計画分娩の良いところの一つですね。あまり早すぎると低体重で産まれてしまう恐れもあるのでなかなか難しいですが。

到着後にPCR検査をし、コロナ陰性で無事入院。分娩の前日準備として点滴投与、硬膜外カテーテルおよびバルーンの挿入を行いました。病院の方針として陣痛が進んでからの麻酔投与となるため、この時点では痛みは緩和されません。腰に注射するのも怖いですし、バルーンも激痛と聞いていたのでかなり緊張しました。看護師さんが3人ほどついて物々しい雰囲気の中、ベテランの先生が手早く処置して下さったおかげか割とサクッと終了。その後はNSTをする位でゆっくりと過ごしました。ただ「屈むとカテーテルが抜けてやり直しする必要がある」「バルーンをトイレに流してしまうと水道管の交換が必要になるかも」と注意されたのでトイレは怖かったです。夕方から夜にかけて、前駆陣痛なのか10分置きの張りがありました。

分娩当日

当時のメモを参考に思い出しつつ、時系列で記載してみます。

7:30

朝イチの診察でバルーンが抜けているとの指摘。NST問題なし。軽食としておにぎりを頂く。

8:30

内診にて子宮口3cm、人工破水、促進剤投与開始。破水処置はあっという間だったが、子宮口チェックは何度経験しても痛い…。覚悟が必要。

9:30

子宮口4cm。第一子の時に比べればまだまだ我慢できる痛み。あまり我慢すると麻酔かけることなく終わっちゃうので無理せず言ってね、と助産師さん。

9:50

だんだん痛くなってきた。腰にずーんと来る痛み。なぜか助産師さんが赤ちゃんをおんぶしながら登場。子宮口チェックする助産師さん、キョロキョロする赤子。聞けば、産後ケアで来ている5ヶ月の赤ちゃんとのこと。通りで大きい…。

腕を切り落とされる痛みを10として、10段階で表すと今いくつ?と聞かれる。強いて言えば3か?痛みを評価するって難しい。腕切り落とされたこと無いし。会話はできる痛み。

10:10

14時位にお産になりそう、とのことでそろそろ夫を呼び出す。コロナ対策上、早く来てもいけないがPCR検査があるためギリギリ過ぎても間に合わないので判断が難しい。そろそろ麻酔の準備をするとのこと。

10:30

どんどん痛くなってきた。麻酔準備するって言ってる割に麻酔の先生がなかなか来ない。そういえばこんな感じの痛みだった、と第一子の出産を思い出す。あの時もう二度とごめんだと思ったのに。

10:45

まだ「これから麻酔準備しますからねー」って言ってる。いつでもすぐ麻酔できるっていう話だったじゃん、と痛みのあまり怒りを覚える。

やっと麻酔の先生登場。なんか準備してる。お願いだから早くしてください…!

11:00

麻酔液流して10分位で痛みが消えた。現代医学って素晴らしい。通常分娩だったらあの痛みを何時間も耐える必要があったかと思うと本当に怖い。なんで耐えられたんだろう。

11:15

夫もコロナ陰性で無事にLDR入室。これがNSTだよ、等雑談する余裕あり。陣痛の波形がピークでも痛く無いのはすごい。子宮口チェックも怖くない。順調に進んでいるとのこと。進むにつれて痛みが出てくるが、それに合わせて段階的に麻酔薬を増やしていく。

12:15

予定よりも早く出産の準備開始。インファントウォーマーなどがセッティングされる。なんだか麻酔が効かない痛みになってくる。子宮収縮の痛みは抑えられているが、産道を通ってくるときの骨盤にゴリゴリ響く痛みが消せていない様子。結局、痛い痛いと言いながらいきみを逃す。夫が頭の方で「ガンバレガンバレ」と言っている。気楽だなー代わってくれよ、だけど応援する以外他にやれることも無いししょうがないか、と思う位の余裕はあり。先生がなかなか来ない。助産師さんが「先生ご飯食べてる」。

昼時に申し訳ないけどお願いだから早くしてください…!(2回目)

12:30

先生が到着し、いきみスタート。第一子の時はいきんでもいきんでも終わらなかったので、これから長いぞと覚悟しながらいきむ。麻酔のせいでどこに力が入っているのか分からずちょっといきみにくい。勘で何回かいきんでまだまだいけるぞ、位のときにあっけなく産まれた。分娩台の手すりを握り過ぎて手は震えているものの、体力もかなり残っている状態。麻酔すごい。

夫に話しかけようとすると、ちょっと慌てながら「ついてる…」と。事前に女の子と聞いていたのに男の子。助産師さんがピンクの赤ちゃん帽子を引っ込め、代わりにブルーのを用意。びっくりしたけど無事で良かった、こういうこともあるんだねーと和やかに話しながら後産、会陰縫合。このあたりの痛みは全く無かったです。

産んでみて

無痛分娩について

完全無痛では無かったので痛みはありましたが、それでも通常分娩より断然楽でした。経産婦だから分娩時間が短かかった、というのもありますが、身体がリラックスした状態で陣痛が早く進んだのが良かったのかもしれません。陣痛の痛みが怖くて構えてしまうと身体が強張りますし、その分疲れてしまって。あの痛みを呼吸法だけで耐えろ、というのがそもそも無理な話です。

初産の人はどこが無痛だ!金返せ!と思うかもしれませんが、陣痛が怖くて第二子以降を躊躇している人にはかなりオススメです。少子化対策の一つで、無痛も選択しやすくなるといいのですが。

性別について

後で病院側から謝られたのですが、健診時の先生は男の子だと知っていたけれど、こちらが聞かなかったので特に伝えなかったということでした。妊娠中期のエコー検査でいつもと別の先生に女の子だと言われたので女の子だと思い込み、分娩当日もこちらから女の子だと伝えてしまったのでこんな感じになったようです。こちらとしては別に謝らなくてもという位の感じでしたが、名前や服の準備のために気にする場合は出産直前に再確認した方がいいかも知れませんね。

産後ケアについて

出産後そのまま産院で産後ケアができると聞き今回お願いしたかったのですが、かなり前から予約がいっぱいで諦めました。まさか分娩担当の助産師さんが並行して産後ケアの赤ちゃんの面倒を見るケースもあるとは。たまたまなのかもしれませんが、やっぱり人手不足が深刻なのでしょうか。あの赤ちゃんのお母さんは、我が子が誰かの分娩を見学していると知っているのかな?と考えるとちょっと怖かったです。後から自治体の保健師さんに産後ケアについて聞いたところ、この産院だけ特別というわけではなくどこもいっぱいだということでした。自治体側は「大変ならいつでも使ってね」とアピールする割に、現場はキャパオーバー。当てにしすぎると危ないかもしれません。これもあれも少子化対策で…と言い始めるとキリがないですが、とんちんかんな政策を聞くとため息が出てしまいます。

最後に

その当時はめちゃくちゃ大変なのに、喉元過ぎれば…でどんどん忘れてしまうので、やっとメモから落とし込めてよかったです。第三子は予定していないので、最後の出産かと思うとちょっと寂しくもあります。初産の時よりはマシとは言え、産後の不調もあったのでまた別途まとめたいです。